英会話教室の授業料を複雑にさせる料金形態の謎に迫る

英会話教室の授業料を複雑にする料金形態とは

授業料(レッスン料)

英会話教室の授業料を確認すると数千円でレッスンを受けられるところがあったり、数十万円で受講できるところがあったりと、なぜこんなにも分かりづらいのでしょうか? 結論からいうと、スクールごとに設定している料金プラン「月々支払うのか」「まとめて支払うのか」が原因。
料金プランは違うということは、英会話を習う費用がトータルの金額で算出されたり、月ごとの金額で算出されたりするため、比較する上で分かりづらい……となるのです。

授業料(レッスン料)

英会話教室の料金プランのメリット・デメリットとは

分かりづらい英会話教室の料金の原因でもある、スクールごとの料金プラン。どのような種類があるのでしょうか。また種類ごとにどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。メリットやデメリットを知っておくことで、授業料を支払う時点で失敗してしまったということを防ぐことができますので、ぜひお読みくださいね。

大手から個人問わず英会話スクールでは、「月謝制(定額制)」「チケット制・ポイント制(一括払い)」「契約期間払い(一括払い)」のいずれかを導入しています。
それぞれのメリットとデメリットは次の通り。

月謝制(定額制)

格安の英会話スクールで
利用される料金プラン。
毎月決まった金額を
通い続ける間だけ支払う。

メリット

1)初期費用をおさえられる
2)費用を把握しやすい
3)辞めるときトラブルが起きにくい

デメリット

1)一括払いのような大幅な割引がない
2)通えない月でも支払う必要がある
3)受講曜日が固定のスクールが多い

導入している英会話教室

英会話リンゲージ、テス英会話、シェーン英会話、7アクト

月謝制の英会話教室を
安さ順でチェック

月謝制のデメリットとしては、「今月は繁忙期だから通えない…」なんていうときでも支払い続けないといけないことや、固定スケジュールでレッスンを受講する教室が多いので、急な予定変更に弱い、といったことがあげられます。
ただ最近では、手数料なしで休会できる・休みたいレッスンを別日に振替えられる英会話リンゲージのような教室もあるので、月謝制を選ぶのなら要チェックです。

チケット制・ポイント制(一括払い)

大手英会話スクールで利用される料金形態。
レッスン○○回分の権利を
まとめて購入する。

メリット

1)まとめて購入するため割引額が大きい
2)受講回数で消化されるからムダがない
3)毎月料金を支払う手間がかからない

デメリット

1)初期費用の負担が大きい
2)有効期限内に使い切らないとムダになる
3)解約時の返金を巡ってトラブルに…

導入している英会話教室

イングリッシュビレッジ、ECC外語学院、Gabaマンツーマン英会話、シェーン英会話

チケット制・ポイント制の
英会話教室を
安さ順でチェック

チケット制のデメリットは、なんといっても初期費用の高さ!
気軽にはじめられる金額ではないので、英会話スクールに通う壁が高くなってしまいます。また解約をするときに残りの回数分は返金してもらえると思っていたのに、「多額の手数料が引かれて、微々たる金額だった」なんて声もよくききますね。
もちろん、まとめ買いのお値引きは魅力的ですが、チケット制を選ぶときは解約時の条件はしっかりチェックしましょう。きちんと説明を聞くようにしてくださいね。

契約期間払い(一括払い)

一部の英会話スクールで
利用される料金形態。
○ヶ月分で○円など、期間に応じて
料金を支払う。

メリット

1)受講期間が長いと割引額が大きい
2)チケット制などよりも短い期間で契約可
3)毎月料金を支払う手間がかからない

デメリット

1)初期費用の負担が大きくなりがち
2)何ヶ月分と契約するので辞めづらい
3)解約すると返金を巡ってトラブルに…

導入している英会話教室

英会話イーオン、ベルリッツ

契約期間払いの英会話教室を
安さ順でチェック

契約期間払いのデメリットは、チケット制やポイント制と同じく初期費用の負担が大きく、解約時に面倒だということ。近いうちに引越しをする可能性がある人が、チケット制やポイント制、契約期間払いのスクールを選ぶ場合は、全国に教室がある大手を選ぶことをおすすめします。
大きな割引は魅力的とはいえ、自分が通い続けられるかしっかり見極める必要があるでしょう。

まとめ

ひとくくりに英会話スクールといっても、独自のシステムで運用している教室もありますし、コースによって料金形態も変わるところもありますので、契約前は「これでもか!」というくらい、自分が納得できるまで質問しましょう。
体験レッスンや説明会に行くとキャンペーンに目がくらみがちですが、1レッスンあたりの料金でしっかり比較して、料金で失敗しないように注意してくださいね。

都内で評判の英会話教室10校の授業料一覧

東京都内でも評判の英会話スクールの授業料を比較するため、1レッスンあたりの授業料(税込)を算出し、安い順に並べてみました。また教室ごとの料金形態についても記載しましたので、ご自身の予算に合っているのか、やりくりしやすい支払い方法なのかも確認してみてください。

英会話リンゲージ

英会話リンゲージHP
支払い方法
月謝制
1レッスンあたりの授業料
1,595円
コース名
少人数制レッスン
(40分/月4回/グループレッスン)

イングリッシュビレッジ

イングリッシュビレッジHP
支払い方法
チケット制
1レッスンあたりの授業料
2,310円
コース名
日常英会話コース
(8回分チケット/40分/マンツーマンレッスン)

英会話イーオン

英会話イーオンHP
支払い方法
契約期間払い
1レッスンあたりの授業料
3,197円
コース名
はじめての英会話コース
(50分/月4回/グループレッスン)

テス英会話

テス英会話HP
支払い方法
月謝制
1レッスンあたりの授業料
3,438円
コース名
週1回1年コース
(120分/月4回/グループレッスン)

シェーン英会話

シェーン英会話HP
支払い方法
月謝制
1レッスンあたりの授業料
3,988円
コース名
少人数レッスン
(50分/月4回/グループレッスン)

ECC外語学院

ECC外語学院HP
支払い方法
ポイント制
1レッスンあたりの授業料
5,092円~
コース名
ENVISION(日常英会話コース)
(40回分ポイント/100分/月4回/グループレッスン)

ベルリッツ

ベルリッツHP
支払い方法
契約期間払い
1レッスンあたりの授業料
3,300円~
コース名
少人数レッスン
(48回分/40分/月4回/グループレッスン)

7アクト

7アクトHP
支払い方法
月謝制
1レッスンあたりの授業料
7,333円
コース名
教室でレッスン
(55分/月4回/マンツーマンレッスン)

Gabaマンツーマン英会話

Gabaマンツーマン英会話HP
支払い方法
ポイント制
1レッスンあたりの授業料
7,810円
コース名
レギュラープラン
(45回分ポイント/40分/月4回/マンツーマンレッスン)

COCO塾

COCO塾HP
支払い方法
ポイント制
1レッスンあたりの授業料
7,673円
コース名
総合・ビジネス英会話コース
(60回分ポイント/50分/月5回/グループレッスン)

【COCO塾は2018年3月31日にサービスを終了】

都内で評判の英会話スクール10校の中でも1レッスンあたりの授業料が一番安かったのは、英会話教室リンゲージでした。気になる方はレッスン内容を確かめるべく、無料の体験レッスンを受講してみるといいかもしれません。