チケット制・月額制の違いとは
月謝制とかチケット制とか、英会話スクールの料金プランって分かりづらいと思いませんか? 私が教室探しをしているとき、1番悩んだのが、この複雑な料金プランでした。ですから、ここではこれから通う人のために、料金について解説していきたいと思います。
月謝制とチケット制どっちがいいの?
英会話スクールの料金には、月謝制とチケット制があるけれど、どちらがお得なのか分かりづらいですよね。
通い続ける間、毎月支払い続ける月謝制は、なんといっても初期費用の負担が小さいことが魅力です。また、1か月いくらというわかりやすい料金は安心できるでしょう。
チケット制は、○回分のレッスンをチケットやポイントとしてまとめて購入するので、割引額が大きくなることが多いようです。また、仕事の繁忙期や急用が重なったときに、レッスンの権利が消化されないのも魅力的なところ。
このように、月謝制にもチケット制にも、どちらにもいいところはあるのですが、デメリットももちろんあります。
例えば月謝制なら、1か月間出張になっても、退会しない限り料金が発生してしまうので注意しましょう。最近では、振替制度や休校制度を整えているスクールもありますから、入学前にきちんと確認しておいてくださいね。
また、チケット制だと、初期費用の負担が大きい・有効期限内に使い切らないとムダになってしまう…といったことが、デメリットとしてあげられます。ただ、月謝制と同じように分割払いができるスクールも増えていますし、自分でしっかりスケジュール管理ができる人ならば、大きな問題にはならないかもしれません。
こういった、それぞれのメリット・デメリットを理解したら、重要なのは支払い方ではなく、1レッスンあたりの授業料を把握することです。
チケット制なら、総額÷回数で割ればカンタンに1回の授業料が計算できます。月謝制の場合は、月々の授業料÷1か月に通える回数で考えましょう。
料金プランが違う場合でも、1レッスンあたりの費用なら比較できますから、複数のスクールで迷ったときは、計算してみてくださいね。
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もしも解約したときのために
英会話スクールの費用面で1番多いトラブルは、解約(退会)時の返金に関することだそうです。「私には関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、誰にだって突発的な出来事は起こるもの。
そんな、もしものときに備えて、ここでは英会話スクールを選ぶコツをお教えしましょう。
チケット制を選ぶなら、解約時の条件も確認
まとめてレッスンの権利を購入するチケット制。もし、全てのチケットを使い切る前に辞めたいと思ったら、先に支払った残金を返してほしいと思いますよね。ですが、実際は「残金の半額程度しか返金してくれない」「そもそも返金できないと言われた」なんていうトラブルもあるのです。
そういった返金トラブルに巻き込まれないように、入学する時点で解約時の条件をしっかり確認することが大切!きちんと説明してくれない、契約書に解約時についての記載がない…というようなスクールを選ぶときは、解約時の返金はあまり期待できないと覚悟しておいた方がいいかもしれません。
英会話スクールの倒産は他人事じゃない
そして、どんなにステキな教室でも、倒産してしまったらどうしようもありません。過去には、大手のNOVAや老舗のT.I.E.外語学院といった「まさかあのスクールが!」と言われるような評判のいい教室が倒産した事例もあります。大手だから、長年運営しているからといって安心できないのが英会話業界なのです。
とはいっても、一般人が英会話スクールの経営状況を把握するのは困難なことですから、チケット制を選ぶなら、あまり多くの回数を購入するのは控えた方がいいでしょう。そういった面からすると、月謝制の方が安心できるといえそうです。
そもそも英会話スクールに支払う費用は、決して安いといえる金額ではありません。だからこそ、お金を無駄にしないよう、いざという時のことも考えてスクールを選んでくださいね。