日常で使える英語フレーズ
「週末の出来事」英語で話してみよう!
職場や学校などで、日常的に外国人と会話をする環境にいると、週明けの月曜日によく「How was your weekend?」(週末はどうしていたの?)と聞かれることがあります。これは、日本で「今日は良いお天気ですね」というのと同じような、いわゆる”お決まり”の話題です。ただ、それと同時に、会話を広げて相手との仲を深めるチャンスでもあるので、気のきいた返し方ができるといいですよね。
そこで、今回はいろいろな返し方をご紹介しましょう。”お決まり”の話題だからこそ、楽しみながら説明してあげてくださいね。
まずは短く、シンプルに応えよう
「How was your weekend?」と聞かれたことに対して、いきなり具体的に説明するよりも、まずは短く答えるといいでしょう。文法などを考えなくても済むような、お決まりのフレーズを覚えておくと便利です。
●良い週末だった場合
It was so good!
(とても良かったです)
I had a wonderful weekend.
(すばらしい週末でした)
もっとシンプルに、”Good!”と単語で返すのもアリです。
●まずまずの週末だった場合
It was all right.
(まあまあ良かったです)
It wasn’t too bad.
(悪くはなかったわ)
●良くない週末だった場合
It was terrible.
(ひどかったです)
I had a bad weekend.
(さんざんな週末でした)
具体的に何をしたのかを英語で話す
次に、具体的に何をしたのかを説明しましょう。基本的には過去形で話すのがポイントです。
I went to see a movie with my sister.
(妹と一緒に映画を見に行きました)
映画の話題に持っていくと、何の映画を見たのか、おもしろかったかなど、会話が楽しく広がりやすいでしょう。また、自分たらも相手に対して「どんな映画が好きか」といった質問ができるので、お互いを理解するのに役立ちます。
I just stayed home and did nothing.
(家にいて何もしませんでした)
どこにも出かけず、ずっと家にいた…なんていう週末を過ごすこともありますよね。そんなときは、”stay home”や”stay in”という表現が使えます。ただ、これだけだと会話が広がりませんし、ちょっとネガティブな印象を与えてしまう可能性もあるので、その後に続ける話題を工夫する必要があるでしょう。
たとえば、
It was good to have a relaxing time.
(リラックスする時間を持てて良かったです)
と続ければ、家にいても有意義な時間だったんだな、とポジティブに受け止めてもらえるはずです。
I went out with my friends last night.
(昨晩は友人たちと出かけました)
I went out and had a drink with Nancy.
(ナンシーと一緒に飲みに行きました)
”go out”は、どこかに出かけたときに使える便利なフレーズです。特に楽しい外出のときによく使われる表現です。
I visited my parents last weekend.
(先週末は実家に帰りました)
I went home and see my parents yesterday.
(昨日は実家に帰りました)
実家に帰ったときは、” visit one’s parents”や” go home and see one’s parents”を使いましょう。英語には「実家」という意味の単語がないので、このようなフレーズで表現します。
I slept in last weekend.
(先週末は遅くまで寝ていました)
普段の睡眠不足を、週末に取り戻そうとする人も多いでしょう。そんなとき、休日に遅くまで寝ることを、”sleep in”と表現します。
注意してほしいのは、”sleep late”との違いです。”sleep late”は「夜更かしする(遅い時間に寝る)」という意味なので、間違えないようにしてください。
最後に
日本で生活していると、自分が週末にしたことを職場や学校で説明することはあまりないので、いきなり「How was your weekend?」と聞かれても、戸惑ってしまうかもしれませんね。ですが、ネイティブにとってはごく自然な会話なので、この質問には慣れておきましょう。月曜日に出勤する前に、自分の週末を思い返して、どんなことを話そうかと頭の整理をする習慣をつけるのもおすすめです。
そんなふうに、少し心の準備をしておくだけで、あわてずに済みますよ。また、自分のことを表現する練習にもなりますから、前向きに取り組んでみてくださいね。