日常で使える英語フレーズ
英語の相づち、ちゃんとできますか?
相づちは、コミュニケーションを円滑にするためにとても大切なものです。でも日本語の会話と英会話とでは相づちの打ち方に違いがある…ということをご存じでしょうか? これを知らないために、「失礼だ」と誤解が生じてしまうこともありますから、注意が必要です。
そこで今回は、日本語と英語の相づちの違いや、英語の便利な相づちフレーズをご紹介します。
日本語の相づちって、実は特殊だった!?
日本語では、相手が最後まで話す前に相づちを打ちますよね。
たとえば、こんな会話になりませんか?
Aさん:昨日はすごく寒くて
Bさん:うんうん(うなずきながら)
Aさん:喫茶店にあったかいココアを飲みに行ったんだけど
Bさん:それから?
Aさん:喫茶店が込んでいて、すごく待たなくてはいけなかったので
Bさん:帰ってきちゃったの?
Aさんが一つの文を話す途中でBさんが相づちを打って、Aさんの発言を止める形になっています。それでいて、会話はスムーズに流れていますよね。
これは、「会話している者同士が一緒に会話の流れをつくる」という日本人独特の感覚に合った相づちの打ち方なのです。
英会話における相づちの役割
それに対して、英語で相づちを打つときは、相手が一つの文を話し終わるまで待つのがマナーです。
例をあげると、こんな会話です。
A:Since it was so hot yesterday, I went to an ice cream shop.
昨日暑かったから、アイス屋さんに行ったんだ。
B:Yeah.
へぇ。
A:There were so many people there. Though I was waiting for an hour, I couldn’t buy anything.
すごくたくさん人がいたの。だから一時間待ってもアイスを買えなかったんだ。
B:That’s a shame.
それは残念だったね。
ネイティブは個人個人の意見をとても大切にしているので、人が話している途中で口を挟むのはよくないとされています。ネイティブに対してそれをしてしまうと、「私を尊重してくれない」「失礼だ」と受け取られる可能性もありますから、気をつけてください。
また英会話での相槌は、相手の話に対して自分がどう感じたかを示す役割も大きいので、そういう意味でも、相手の発言を最後まで聞く必要があるといえるでしょう。
これは逆に言うと、ネイティブと会話をしているときに、あなたの話しにあまり相づちを打ってくれなくても、つまらないと思っているわけではないということ。むしろ、あなたを尊重しようという気持ちの表れですから、あせらなくて大丈夫ですよ。
シチュエーション別!英語の相づちフレーズ集
それでは、ネイティブがよく使う相づちを、シチュエーション別にご紹介しましょう。場面ごとに最適な相づちを身につければ、英会話がますます楽しくなりますよ。
●賛成するとき
・That’s great!
それはすごい!
・Wonderful.
すばらしい。
・Sounds good.
それはいいですね。
・Awesome!
とっても素敵!
上記は相手の話に「素敵!」「いいね!」などと賛成するときによく使われます。
・Cool!
・Sweet.
”Cool!” ”Sweet.”の意味は"That's great!" "Wonderful."などと同じですが、よりカジュアルなニュアンスのときに使います。
●驚いたとき
・Oh my god.
・Oh my goodness.
上記は日本でもほとんどの人が知っている、英語の相づち。"god" には宗教的な意味合いが含まれる場合もあるので、それをさせたい人は”goodness”のほうを使います。
・That's incredible!
・That's unbelievable!
"That's incredible!" "That's unbelievable!"は、「なんてことでしょう!」というニュアンスです。
・I can’t believe it!
・No way.
「まさか」「信じられない」という意味を含んだ驚きの表現は上記になります。
●曖昧な感情を示すとき
相手の言ったことに対して、自分の意見や感情が確定できないときに便利な相づちもあります。
・Probably.
・Maybe.
・Could be.
相手の発言に確信が持てないときに「多分ね」と同意の可能性を示すニュアンスが上記の表現です。
・Kind of.
相手の言ったことや質問に対して「まあね」というような濁した受け答えをするときの相づちが”Kind of.”です。本当は反対したい気持ちがあるけれど、それをはっきりと表明したくないときに使います。日本人に近い感覚で使えるので、覚えておくといいでしょう。
●驚いて聞き返すとき
・Are you?
・Do you?
「そうなの!?」というニュアンスで使います。
(例1)
A:I’m a teacher.
私は教師です。
B:Are you?
あなたが?
(例2)
A:I like swimming.
泳ぐのが好きです。
B:Do you?
泳げるの?