宇宙の英語表現は3つある？違いを説明

実は3つある!?宇宙を表す言葉の違い

まず、宇宙を表現する主な単語としては“space(スペース)”と“cosmos(コスモス)”、そして“universe(ユニバース)”があります。では、それぞれどのような使い分けができるのでしょうか？

◆space(スペース)/outer space

最も一般的に使われるspace(スペース)。これは「大気圏の外の宇宙空間」として使用されます。“outer space(宇宙空間)”が正式な表現ではありますが、文脈がはっきりしていればこれだけでも充分通じるようです。

・I wish we could go to outer space.
宇宙へ行けたらいいのになあ。

◆universe(ユニバース)

これは「地球を含む、宇宙の全て」を指す単語です。つまり、地球の外側を表す時は“space”、宇宙全体のことを言う時は“universe”となるわけですね。ちなみに、宇宙から見た地球は“inner space”と表現します。

・There are many mysterious planets in the universe.
宇宙にはたくさんの神秘的な惑星があります。

◆cosmos(コスモス)

最後に“cosmos(コスモス)”ですが、これは直訳すると「秩序に満ち、調和のとれた宇宙」となります。つまり、宇宙とはそういうものであるという世界観の基で使用される言葉であるため、基本的には前述した二語を用いるのがおすすめと言えるでしょう。

・Earth is just a small part of the cosmos.
地球は宇宙の中の小さな一部分でしかありません。

覚えておくと便利！惑星や宇宙に関連する英単語集

このように、宇宙は3つの言葉によって表現することができます。では、その他の惑星や宇宙に関連するフレーズなどについても見て行きましょう。

こうして見ると、惑星の英名や関連語は様々な作品や商品の名前として使用されることも多いため、聞き覚えがある人もいるのではないでしょうか。流れ星や天の川にはロマンチックな伝説もありますから、お互いの国の文化と合わせて話し合ってみると面白いかもしれません。

外国人との話題づくりに！宇宙に関するカッコいい名言

最後に、宇宙に関わった人々が残した数々の名言をご紹介しましょう。実際の現場を目の当たりにした方の言葉だと思うと、非常にカッコいいですね！

◆ガリレオ・ガリレイ

・And yet, it moves.
それでも地球は回っている。

世界的に有名な天文学者であり、物理学者としても活躍したガリレオ・ガリレイの名言。彼は現在では一般的な概念となっている地動説を提唱したことで知られており、それが当時当たり前だった天動説の考えに反するとして異端審問にかけられた際に呟いたとされています。

◆ニール・A・アームストロング

・That’s one small step for man, one giant leap for mankind.
1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ。

これはアポロ11号に乗り、人類初の月面着陸を果たした二ール・A・アームストロングが残した名言です。また、その後アポロ14号で月へ行った宇宙飛行士であるアラン・シェパードも以下のような言葉を告げています。

◆アラン・シェパード

・It’s been a long way, but we’re here. By Alan Shepard.
長い道のりだった。だが、我々はここへたどり着いた。

◆アインシュタイン

・Only two things are infinite, the universe and human stupidity and I’m not sure about the former. By Albert Einstein.
無限と言えるものが二つある。それは、宇宙と人の愚かさだ。前者については断言できないけどね。

相対性理論を唱えたことで有名な物理学者、アインシュタイン。宇宙に関しては断言できないが、人の愚かさが無限に変わらないことは断言できる、という、彼らしいユーモアも感じられる言葉です。

いかがでしょうか？　宇宙とは壮大なものだからこそ奥深く、語りつくせない部分があります。英語で話題に加わる機会があれば、ぜひ上記のような使い分けや名言などの知識を踏まえつつ、積極的に話してみてくださいね。