日本独自の行事!節分を英語でどう説明する?

節分の説明に使える英語表現

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2019/01/31

節分を英語で説明してみよう!

明日から2月ということで、節分がやってきますね。福を願って豆をまいて、恵方巻を食べて……しかし、節分は日本独自の文化なので、外国人への説明が難しい部分もあります。そこで、今回は節分を英語でどのように説明すればよいのか?について、英語での表現を学んでいきましょう。

節分を英語で説明してみよう!

意外と知らない!節分の意味

そもそも、節分とは何のために行われるか知っていますか?日本人の中にも、ただ毎年漠然とそういう習慣が付いているだけで、本来の意味は分からないという方も多いのではないでしょうか。

◆節分は「季節の変わり目」のこと

節分の翌日には立春(旧暦では春が訪れる日)がありますよね。元々は、その前日を季節が移り変わる「節目(冬が終わる日)」として対等に祝っていたのが、節分の始まりです。春の訪れは1年のスタートを切る大事な時期ですから、節分も1年の中で最も重要な節目とされていました。

◆豆まきは室町時代から!節分の意義

節分の別名として「鬼やらい」という言葉を聞いたことはないでしょうか?これは災難や厄を祓い清めるため、鬼の面を被った人に弓矢を放って追い払うという中国の行事です。それが奈良時代ごろに日本に伝わり、平安時代に宮中行事として取り入れられたと言われています。

ただ、元々日本には節分に邪気を払うために行われていた「豆打ち」と呼ばれる儀式が存在したため、その2つが合わさって現在の形になったという説が有力です。豆をまくようになったのは室町時代の話ですが、元々は宮中行事。庶民にまで広まったのは江戸時代になってからだと言います。

◆豆には「悪い芽を出さない」意味も!

節分に豆をまいた後は、歳の数より1つ多く食べるという風習もありますよね。これは昨年のよくない行いが豆に入っているという考えからで、それをよく炒って食べることにより、悪い芽が出ないようにという願いが込められているのです。

◆恵方巻は縁起のよい食べ物!

昨今、節分によく食べられているのが「恵方巻」。正確な起源は不明ですが、江戸時代末期に商売繁盛を願って行われていた風習が元とも言われています。その年の恵方(吉方)を向いて、よい縁を断ち切らないよう切り分けられていない太巻きを丸かじり!その間口を利くと福が逃げるということで、一切喋らないのも特徴です。

豆まき&恵方巻の英語表現は?

まず、豆まきや恵方巻を短く説明する時、英語で何と言うのか?について見てみましょう。

◆「節分」の英語表現は?

節分は、前述した通り元々は「冬の終わり」そして「春の始まりの前日」として設定された日です。そのため、短い単語で表すと以下のようになります。

・The Last Day of Winter
冬が終わる日

・The day before the beginning of Spring
春が始まる前の日

◆「豆まき」の英語表現は?

豆まき、という習慣(単語)は英語圏には存在しませんが、そのまま「豆をまく」を直訳すればよいでしょう。

・Bean-Throwing
豆をまく

・Bean-Scattering
豆をまき散らす

下の“Scatthering”はただまく、というより「まき散らして逃げる」意味があります。鬼に豆をぶつけて逃げる!といった感じのニュアンスですね。

◆「恵方巻」の英語表現は?

恵方巻は直訳が難しいので、以下のように表現するとよいでしょう。

・sushi roll eaten during setsubun
節分の日に食べる巻き寿司

・special sushi to eat at Setsubun

節分の日に何をするか、英語で言ってみよう!

では、いよいよ日本人が節分に行うことを英語で説明してみましょう。簡潔に言えば、以下のようになります。

・Drive people who covered the face of the devil by scrapping the beans and then eat the same number of beans as their own age, wishing for happiness for a year.
鬼のお面を被った人を豆をまくことで追い払い、その後1年の幸福を願って豆を自分の年齢と同じ数だけ食べます。

・There are also special sushi which can be eaten only on the day of Setsubun.
節分の日にだけ食べられる特別なお寿司もあります。

◆節分を、英語で詳しく説明!

・Today is a holiday in Japan called Setsubun.
今日は日本では節分と呼ばれている日です。

・It used to be a day celebrating the arrival of spring in the past.
昔は、春の訪れを祝う日でした。

・It involves a tradition of throwing dried soy beans.
節分には、大豆をまく習慣があります。

・People throw beans inside and outside of their houses to drive away evil and bring in good luck.
皆豆を家の中と外に投げて、邪気を追い払い福を招きます。

・As we throw the beans, we say “Oni wa soto, Fuku wa uchi.”
豆を投げる時は「鬼は外、福は内!」と掛け声をかけるのが習わしです。

・People believed that grain cereals; such as beans, have the power to drive away evils.
豆をはじめとした穀物には、邪気を払う力があると信じられているのです。

・Another tradition today is that we eat our age plus one in soybeans.
その他にも、歳の数より1つ多く豆を食べる習慣もあります。

・It is said that beans have evil spirits, and I hope that their buds will not come out by placing them through their stomachs.
節分後の豆にはよくない気が宿ると言われており、火を通してお腹に入れることでその芽が出ないようにと願うのです。

◆恵方巻を食べる、の説明

・A special sushi that can be eaten on that day is called "Ehoumaki."
その日に食べる特別なお寿司を「恵方巻」と言います。

・Especially the auspicious astronomy aims to eat that year.
その年特に縁起がよいとされる方角を向きながら食べます。

・I do not cut because sushi symbolizes a good edge.
カットしないのは、お寿司が良縁を象徴しているからです。

このように、1語で表さない場合はかなり長くなってしまいますが、外国人にとっては異なる文化を知ることができるよい機会になるはず。出来る限り詳しく教えてあげたいですね。

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