日常で使える英語フレーズ
状況に応じて使おう!感動を伝える英語フレーズ
映画を観た時や素晴らしい景色を見た時、心に響く音楽を聴いた時、友人の結婚式で花嫁の言葉を聞いた時……感動する瞬間は、人生にたくさんありますよね。
しかし、そんな風に気持ちが動かされた時、自分の想いを上手く英語で表現できますか?そこで今回は、シチュエーション別の様々な「感動」表現について、詳しくご紹介しましょう。
心を動かされた、心に響いた時の英語表現
まず、心を動かされるほど感動した、心に響いた、と伝えたい時の英語表現には、いくつかの選択肢が存在します。
◆代表的なのは“moved”/“touched”
「心を動かされた」は一般的に“moved”で表現します。例えば「私の心が動かされた」ならば、以下の通りです。
・I’m moved
心が動かされた
・Be moved
心が動く/胸を打たれる
・I was so moved that I could hit my heart.
私は胸を打たれるほど感動した
これに対して、表現としては似ているものの異なる単語で表せるのが「心に触れた」です。つまり琴線に触れた、心に響いた、という意味になります。
・Be touched
心に触れる
・It touched my heart.
私の琴線に触れた
・His performance touched my ridgeline.
彼の演奏は、私の琴線に触れた
◆心温まる“heartwarming”
ハートウォーミングストーリー、といった言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。ハートウォーミングは「心が温まる」という意味。あなたの作品や言葉で心が温まった、という場合に使うことができます。
・This novel is a heartwarming story.
この小説は心温まるストーリーだわ
★“heart”と“warmed”を分けて使用する例
・My heart was warmed up.
心が温まりました
◆比較的理性的な“impressed”/“impressive”
ですが、“moved”や“touched”はどちらかとえいば感受性に響いた! という意味の感動となりますので、例えば「感心した」「感銘を受けました」といった理性的な表現には不向きです。
ストレートに心に訴えかけて来るというよりも、その技術や知識力に驚かされた、印象に残った、と言いたい場合には““impressed”、または“impressive”を使います。
・I was impresed.
感心しました
・Be impressed
強い印象を受ける
・I was impressed by his technology.
彼の技術に感銘を受けた
絶景を見た時や、場の興奮を伝える英語表現
素晴らしい景色や光景を見て感動した、という場合も“moved”で間違いはないのですが、”breathtaking“も覚えておくとより的確に気持ちを伝えることができます。
◆「息をのむような」は”breathtaking“
・Beautifully breathtaking.
息をのむように美しい
・This is a breathtaking scenery.
これは息をのむほどの景色だ
また、言葉も出ないほど~は“speechless”で表現します。
◆「言葉も出ない」は“speechless”
・I was speechless.
感動して言葉も出ないよ
ただし「呆れて物も言えない」といったネガティブな意味合いとして使われることもあるので、使用には充分注意しましょう。
◆最高!素晴らしい!高揚感を伝える表現
しっとりとした感動だけではなく、時には盛り上がっている場で「みんな最高!」「超楽しい!」というように、高揚した気分をそのまま言葉に表したいこともありますよね。
その場合は、以下のようなフレーズが使用できます。
・Today is the best day of my life!
今日は人生最高の日だよ!
・Yesterday's live was super great!
昨日のライブ、超最高だった!
・It was so fun!
とても楽しい!
・I have the time of one’s life.
とても充実した時間を過ごしているわ
◆興奮してる!は?
すごく興奮している、もしくは身体が吹き飛ばされそうなくらい感動した! など、感情の昂りをストレートに表現したい場合は、以下の表現が適切です。
・“get excited”
興奮する
・“psyched out”
ハイになる
楽しいイベントやライブ、パフォーマンスなど様々な理由でテンションが上がった時には、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
泣きそうなくらい感動した、圧倒された時の英語表現
最後に「泣きそうなくらい感動した」場合に使える英語フレーズについて。胸を打たれる、言葉が出ない……様々な言葉がありましたが、それ以上に感極まって、今にも泣き出してしまいそう、という時は以下のような表現を使うことができます。
・I almost cried.
今にも涙が出てしまいそうだったわ
・I laughed so much that tears come out.
涙が出るほど笑った
逆に、使い方によっては上記のように「涙が出るくらい面白い!」という意味になってしまいますので、注意が必要です。合わせて覚えておくと、間違えずに済むのではないでしょうか。
◆圧倒されるほどの感動は“blown away”
また、あまりの感動に圧倒されてしまった……という場合は“blown away”という英語があります。ストレートに和訳すると「吹き飛ばされる」となりますが、感嘆表現として使用することもできるのですね。
・I’m blown away.
圧倒されちゃったよ
・I was blown away by their art.
彼らのアート作品に感動してしまいました
◆感動「させることだろう」=“touch one’s heart”
ちなみに、これまでの表現は基本的にこちらが受け身の場合に使う言葉ですが、例えば「多くの人を感動させるでしょう」といった称賛をすることもありますよね。そういった時は“touch one’s heart”が便利です。
・That picture will touch everybody’s heart.
その絵は全ての人々を感動させるでしょう
いかがでしょうか? 同じように感動する、という表現でも、使用する単語によって少しずつ意味が変わってくるのですね。絶景や音楽、絵画など、素晴らしいものを見た時はぜひ様々な英語フレーズで、その感情を言葉にしてみてください。