日常で使える英語フレーズ
乾杯……英語でどう表現する?
「乾杯!」は、お酒の場を盛り上げるのに欠かせない掛け声ですよね。日本だけでなく世界中で、この「乾杯」を意味する言葉はあります。では、英語で「乾杯!」と音頭を取ったり声を合わせたりするときは、何と表現するのでしょうか? また、乾杯の音頭を頼まれたり、スピーチを任されたりしたら……そんなときに慌てないために、今回お伝えするフレーズを、ぜひ参考にしてくださいね。
「乾杯!」音頭の英語フレーズ
日本で乾杯をするときの掛け声は、基本的に「乾杯!」で共通していますが、英語ではいくつかの表現があります。定番は、
・Cheers!
・Toast!
この2つの定番フレーズは、絶対に覚えておきましょう。
これら以外にもよく使われるのは、
・Your health!
・Good health!
・Here's to you!
・Bottoms up!
・Prosit!
など。どれもシンプルなものですから、頭に入れておくといいですね。
これらの乾杯音頭フレーズを覚えておけば、どんな場面でも雰囲気に乗り遅れず、楽しめますよ。
ビジネスシーンで使える「乾杯」にまつわるフレーズ
歓迎会や送別会、忘年会など、仕事の場面で突然、乾杯の音頭を頼まれることがあるかもしれません。そんなときは乾杯の前にひと言添えると、その場のメンバーの心をまとめることができます。
・We are gathered here together.
みなさん、お揃いですね。
・Could I have everyone’s attention?
みなさん、ご注目いただけますか?
・Thank you very much for coming today.
本日はお越しいただきまして、ありがとうございます。
・Thank you for making time in your busy schedule.
お忙しい中、お集りいただき、ありがとうございます。
・Let’s just have a good time!
皆さん、楽しいひと時を過ごしましょう!
・Let’s drink to a bright future.
明るい未来へ乾杯しましょう。
・I’d like to make a toast to ~.
~さんに乾杯をさせて頂きたいと思います。
・May I ask you to join me in a toast to success, good health, and an another amazing year ahead!
成功と健康、来るべき素晴らしい未来に向けて、私と共に乾杯してください!
・Let’s drink to our success.
我々の成功を祈って乾杯しましょう。
こういった前フリをしてから、先ほどお伝えした
・Cheers!
・Toast!
などの掛け声で乾杯をすれば、スムーズに進行できるでしょう。
乾杯のスピーチを頼まれたら……
特にビジネスシーンでは、ただ「乾杯!」と声を合わせるだけでなく、その前に誰かがスピーチをすることが多いですよね。もしかしたら、あなたがスピーチを頼まれることもあるかもしれません。
そんなときは、事前に話したいことをまとめて、練習しておくことが大切です。なぜなら、日本人の前で、日本語でスピーチをするのでも、緊張しますよね? それならば、外国人の前で、英語でスピーチをするとなったら、なおさらです。
とはいっても、前もってきちんと準備をしておけば、そこまで心配する必要はありません。お酒の席というのは、ほとんどの人がお酒を楽しみたいという気持ちを持って参加しているもの。そのために、雰囲気を和ませることができたら、それでいいのです。
次のようなフレーズを取っかかりにすると、流れがスムーズになるでしょう。
・Let me introduce myself.
自己紹介をさせてください。
・My name is ~. I’m the manager of the Sales Department.
私の名前は~です。営業部長です。
・Welcome to our party tonight.
今日はようこそパーティーへいらっしゃいました。
また、スピーチは短いともの足りないですが、長すぎるのはもっといけません。だいたい1~3分くらいでまとめるのがおすすめです。3分間の場合は、導入30秒、中身2分、結論30秒程度の構成にするといいでしょう。
ただ、3分間というのは、おもしろいスピーチならあっという間に過ぎてしまいますが、そうでない場合はけっこう長く感じるもの。ですから、自分の話に自身が持てないときは、短めの1~2分くらいにするのが無難です。
そして忘れてはいけないのが、乾杯のスピーチの一番の目的は、おもしろい話をするのではなく、その場を盛り上げることだということ。おもしろい話をしなければならない、みんなを笑わせなければならない……と思うとハードルが高くなり、気も重くなってしまいます。それはスピーチを聞く人たちにも伝わってしまいますから、本末転倒です。それよりも、みんなが楽しく飮めるように、明るい空気をつくれたら合格! くらいの気持ちで臨んだほうが、良いスピーチができるでしょう。あまりプレッシャーに感じすぎないようにしてくださいね。