幅広く網羅!2019年度・世界遺産数ランキング&おすすめスポット

世界遺産登録数多い国順にランキング

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初めての海外旅行!おすすめ情報

2019/09/26

海外旅行の候補に!世界遺産登録数が多い国ランキング

芸術の秋にちなんで、どうせなら海外旅行にでも出かけて美術鑑賞でもしたいな、と考える人も多いのではないでしょうか?旅行先を決める時、観光地として定番なのが「世界遺産」。
世界的に認められた歴史的な建造物や自然遺産などは、圧倒的な存在感で心に迫るものですよね。そこで今回は、世界遺産登録数の多い国順にランキングを作成してみました! 中でもおすすめの世界遺産も合わせてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

海外旅行の候補に!世界遺産登録数が多い国ランキング

アジアからもランクイン!2019年度・世界遺産数ランキング

まず、2019年度現在の世界遺産数ランキングTOP10を見てみましょう。

1位:イタリア54
2位:中国53
3位:スペイン47
4位:ドイツ連邦共和国45
5位:フランス共和国44
6位:インド37
7位:メキシコ合衆国35
8位:イギリス31
9位:ロシア連邦28
10位:アメリカ合衆国23
(2018年7月時点)
参考:https://www.sekaken.jp/whinfo/list/

1位のイタリアと2位の中国には、何と50か所を超える世界遺産が! どちらも長い歴史や独自の文化がイメージされる国ですから、確かに納得ですね。では、それぞれの国ごとにおすすめの世界遺産はどこなのでしょうか?

マヤ文明の遺跡も!10位~7位

◆10位:アメリカ合衆国23

比較的新しい国であるアメリカ合衆国にも、世界遺産に登録されている場所はたくさんあります。特におすすめなのは、以下の2か所です。

・自由の女神像(1984年登録)

アメリカ、及びニューヨークのシンボルとしてお馴染み! アメリカの民主主義や自由なイメージを象徴する存在であり、アメリカ独立100周年を記念して建設が提案されました。アメリカに旅行へ出かけたら、ぜひ写真に収めたいですね。

・グランドキャニオン国立公園(1979年登録)

グランドキャニオンといえば、アメリカの観光地として非常に有名な峡谷。煉瓦のように赤い岩たちが連なった底に細く長い川が流れる壮大な風景に、きっと心が洗われるはず。

◆9位:ロシア連邦28

日本人が思い浮かべるロシアの風景といえば、雪深く空気が冴えわたっているイメージ。歴史的な建造物が多く残されているロシアにも、たくさんの世界遺産が存在します。

・サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群(1990年登録)

かつてロシア帝国の首都とされたサンクトペテルブルク。ロシアで最も美しい場所とも言われており、緩やかな円形を描く宮殿をはじめ、エルミタージュ美術館や大聖堂など繊細かつ美麗な建造物をたくさん見ることができます。

・バイカル湖(1996年登録)

バイカル湖は、シベリア連邦管区にあるブリヤート共和国イルクーツク州・チタ州に挟まれた湖のこと。三日月型の形状が印象的で、世界でも最高レベルの透明度を誇るその姿は「シベリアの真珠」とも呼ばれています。

◆8位:イギリス31

長い歴史を誇り、ロイヤルファミリーのイメージも強いイギリス。世界遺産としては特に素晴らしい建造物が多く遺されており、一度は名前を聞いたことがあるという人も多いでしょう。

・ロンドン塔(1988年登録)

ロンドン塔は、現在のイギリス王室を開いたとも言われるウィリアム1世によって建てられたお城。別名「女王陛下の宮殿にして要塞」ですが、これは16世記の時代に城としての役目を終え、監獄として利用されるようになったからだそうです。その厳かな佇まいに、思わずため息が漏れてしまいそう。

・ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(1987年登録)

懺悔王との異名を持つエドワード王の時代に建てられたウエストミンスター宮殿。現在では国会議事堂として使われていますが、特に夜間は暖かな光に彩られ、何とも風情ある出で立ちに。北側にはビッグベンもあるため、初めてイギリスに出かける方にはおすすめです。

◆7位:メキシコ合衆国35

南米にあたるメキシコ合衆国は、日本とは全く異なる文化や雰囲気をもつ国というイメージ。「太陽の国」とも呼ばれるこの地にも、遺跡を中心に数多くの世界遺産があります。

・チチェン・イッツァ(1988年登録)

チチェン・イッツァは、9世紀ごろから13世紀ごろにかけて新旧2時代に分かれ栄えたとされるマヤ文明の遺跡。階段が印象的なピラミッドや宮殿などが、マヤ人たち独自の文化や信仰などを知らせてくれます。

・古代都市ウシュマル(1996年登録)

こちらもマヤ文明を象徴する遺跡のひとつ。チチェン・イッツァと同盟を結んでいたとも言われる町で、尼僧院や巨大な「魔法使いのピラミッド」などが有名です。

宗教的な施設も豊富!6位~4位

◆6位:インド37

仏教をはじめ様々な宗教の発祥の地とされているからか、神秘的なイメージがあるインド。世界遺産としても数々の宗教施設が登録されています。

・タージ・マハル(1983年登録)

インドの観光地の中でも最も有名な「タージ・マハル」。ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルを祀る墓廟として建てられましたが、その白亜の佇まいはさながら宮殿のようです。湖畔に映る姿も美しく、インドに出かけたら必ず行きたいスポットと言えるでしょう。

・エローラ石窟群(1983年登録)

エローラ石窟群は、ムンバイの東に位置するエローラ村の岩肌を削って造られたという個性的な遺跡。仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教というインド発祥ながら教義の異なる3つの宗教が共存するものとしても知られており、インドならではの信仰の形を感じることができる場所です。

◆5位:フランス共和国44

美と芸術の都というイメージがあるフランス。フランスの世界遺産にも、そのセンスが感じられるものがたくさんあります。

・モンサンミッシェルとその湾(1979年登録)

「海上のピラミッド」という二つ名でも知られるモンサンミッシェル。高くそびえたつ修道院が目印の、フランスでは代表的な巡礼地です。周辺には買い物や食事が楽しめる大通りもあり、観光しやすい場所と言えるでしょう。

・ヴェルサイユの宮殿と庭園(1979年登録)

誰もが聞いたことがあるであろう「ヴェルサイユ宮殿」。こちらもモンサンミッシェルと同じ年に世界遺産に登録されています。ルイ14世が建造した豪奢な宮殿もさながら、特徴的な文様が描かれた庭園も魅力的で、初めてフランスに行かれる方はぜひ足を運びたいスポットなのではないでしょうか。

◆4位:ドイツ連邦共和国45

ドイツといえば、ビールとソーセージのイメージが強い方も多いでしょう。勤勉な国民性も評判ですが、歴史ある国なので世界遺産もたくさん。大聖堂やお城など、建造物を中心に有名なものが並んでいます。

・ケルン大聖堂(1996年登録)

国内最大と言われる規模のケルン大聖堂。13世紀から600年もの年月をかけ完成したというその姿には、荘厳かつ整然な美しさがあります。夜間のライトアップも見どころ。

・ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト(1984年登録)

厳か、もしくは清廉な印象の建物が多いドイツですが、こちらは著名な芸術家たちが集まって建てられたロココ様式のお城。華やかな佇まいや庭園の風景に、きっと心癒されることでしょう。

選択肢が多くて迷う!?3位~1位

◆3位:スペイン47

スペインといえば闘牛やフラメンコといった情熱的なスポーツやひまわり畑、トマトなど全体的に明るいイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、歴史も古い国なので、ここにも魅力的な世界遺産がたくさんあります。

・アントニ・ガウディの作品群(1984年登録)

著名な芸術家を多く輩出するスペインの中でも、非常に有名な建築家がアントニ・ガウディ。曲線を大いに取り入れるという独特のスタイルが特徴で、いずれの作品も非常に個性的です。スペインに足を運んだら、ぜひ写真に収めたいですね。

・セビーリャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館(1987年登録)

アンダルシア州の州都、セビージャ県の県都にあたるセビーリャの大聖堂と、スペイン王室の宮殿であるアルカサル、そして16世紀に商品取引所として建てられたインディアス古文書館。それぞれに建築物として非常に貴重な様式とされており、これまで培われてきた歴史の深さが感じられます。

◆2位:中国53

アジアでも随一の歴史を誇り、国民の数でも世界一とされる中国。世界遺産の数も非常に多く、これまで守られてきた独自の文化や自然などを感じることができます。

・麗江旧市街(1997年登録)

中国ならではの雰囲気を感じたいならここ。麗江旧市街(れいこうきゅうしがい)は雲南省麗江市の少数民族が造り上げた街で、美しい木造建築や自然と調和した風景が見どころです。

・黄龍の景観と歴史地域(1992年登録)

黄龍は、中国で唯一残る高原湿地帯と言われており、合計3000を超えるという池沼があるのが特徴。独特の地形が作り上げる石灰岩の層が幻想的な雰囲気を醸し出し、周辺の自然とも絶妙に調和しています。

◆1位:イタリア54

世界で一番世界遺産の登録数が多いのは、ヨーロッパの中でもフランスと並び、芸術や美のイメージが強いイタリア! 建造物や歴史地区を中心に、数多くの感動的な風景に出会えることでしょう。

・ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(1980年登録)※1990年に指定範囲拡張

イタリア、及びバチカンに位置するこちらは、ローマの息吹が感じられる建造物がたくさん残っており、その雄大な風景は圧巻の一言です。特に右上部が欠けたようなコロッセオは、きっと誰もが一度は見たことがあるはず。ライトアップされた夜間の様子も夢のように美しいですよ。

・ピサのドゥオモ広場(1987年登録)

傾いたまま耐えていることで有名な「ピサの斜塔」があることでも知られる広場がこちら。奇跡の広場という異名をもつほど美しい景観を誇り、青々とした芝生と白皙の建造物の対比が素晴らしいコントラストを見せてくれます。

いかがでしょうか? 誰もが知る有名なものから知る人ぞ知るものまで、世界遺産も非常に奥が深いですよね。興味がある場所を見つけたら、ぜひ旅行の計画を立ててみましょう!

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